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リフォームの手順:契約
ここでは手順3:契約ついて説明したいと思います。 ここまで来たら業者さん任せになる事ばかりですが、特に契約に関してはお互いが責任を持って取り交わす必要があります。 こちらは客なんだからと業者任せにしてしまうと結果的にあなたが不利益を被ることにもなりかねません。 面倒でも一つ一つ確認しながら進めましょう。 また、契約内容はリフォーム業者によって異なります。 世の中に存在するリフォーム業者の数だけ契約形態も色々だと考えるべきです。 中にはびっくりするような条件の契約形態があるかもしれませんので一応説明を受けて理解しましょう。 一応契約内容の説明責任は業者側にある事も覚えておいてください。 重要事項の説明がないまま契約が進むことがないとは言い切れませんがその場合はあなたではなく業者に落ち度があります。
それではいくつかのポイントを元に契約について説明をしていきましょう。



ポイント1・工期の確認

工期は必ず決めておきましょう。 もし工事完了希望日があるなら必ず確認が必要です。 あなたの希望する日にちまでに製品が届かない事も十分に考えられるからです。 最近はメーカーも在庫を極力少なくする傾向にあり、一部製品では注文が発生してから作り始める事もよくある事です。 もしあなたが最終完了日にこだわらないのであれば問題ありませんが、必ず終了しなければならない事情があるなら製品を変更する必要があり、契約の結び直しとなってしまいます。 また、工程表ぐらいは作成してもらいましょう。 この段階での工程表は具体的な日付けが入ってなくても構いません。 おおよその所要日数と工事の流れがわかるものがあるとお互いに安心できます。 実は工程表の作成は業者がしっかり工事を管理するための第一歩になんです。 工程表があれば下請け業者に大体の予定を前もって伝える事ができますが工程表も無いような物件は下請けにも後回しにされてしまいます。 私自身、工事の依頼を他の業者から受けることもよくありますが、工程表もないような現場の予定はあてにならないのでよほど信用のおける間柄でなければ「予定は未定」ぐらいに考えています。 実際にそのような現場は予定が大幅にずれる事が多いです。 工事期間は短い方がストレスが少ないのは事実です。 いつまでたっても終わらないという状態にならないように契約事項のひとつに工期を盛り込んでおきましょう。 先述のように製品が間に合わない等の仕方がない事情の場合は工期の部分だけを修正して契約を結び直せばいいだけなのですから。

ポイント2・仕様の確認

「変更につぐ変更で何が決定事項なのかよくわからない」 あってはならない事ですが実際はよくあることなんです。 業者の思い込みが発生する可能性もありますし、あなたが思いこんでいる可能性もあります。 あるいは両方が「たしかこんな話をしたハズ」と不明瞭になっている場合も考えられます。 「メモをとっていたから大丈夫」とメモを見返しても違う内容のメモが出てきてどちらが最終決定かわからなくなるなんて話もよくあります。 お互いの頭の中を整理するために仕様書を作ってもらいましょう。 そしてひとつひとつ「ここはこうでしたよね」と確認をする事をお勧めします。 一番いい方法は打合せ毎に議事録的なものを作成してその日に決定したことや検討事項を文書に残してお互いに共有する事なんですが実際にきっちりとやれている業者は少ないようです。

ポイント3・支払い条件の確認

支払いは最低でも2回に分けて最終支払いは引き渡し時に行うようにした方がいいでしょう。 工事後の一括支払いは万が一あなたの身に何かが生じてあなたの側から契約を履行できなくなった時に業者に多大な迷惑をかける事になります。 契約はあくまでもお互いの合意の下で行われる公平な取引ですのでどちらかに不利となるような条件の契約は避けるべきでしょう。 立場上はお客であるあなたの立場が強いように感じてしまいますが契約をした以上はその契約を履行する責任が生じてしまいますので良識と責任が求められます。 お互いに納得できる条件で契約を結ぶ事をお勧めします。 また、工事完了前の全額の支払いもやめておきましょう。 決算の関係で支払いを先に済ませたいという状況も実際にはあるのですがこちらも万が一工事中にトラブルが発生した場合にはお金は払ったのに工事が完了しないという事も考えられます。 お金の支払いはあなたの持つ最後の切り札なので最後まで取っておきましょう。 万が一信頼関係が破たんした場合には種々の交渉時にあなたに有利に働く可能性があります。

ポイント4・誰と誰が何の契約をするのか確認しましょう

何を今さらと思うかもしれませんが意外とトラブルになりやすいのがここです。 まずはあなたの契約名称です。 あなたが何らかの事業をしているならその事業の経費とするのか個人での支払いをするのかはここではっきりしなければなりません。 その工事に関して助成金などを受け取る予定であれば特に気を付けなければなりません。 次に業者側の契約名称です。 あなたが話をしているのは工事を請け負ってくれる会社なのかコンサルタント会社なのか設計事務所なのかはっきりと確認をする必要があります。 たまにある事なのですがお客さんとの打合せは設計事務所が行って、工事は請負業者が行う場合に契約内容(工期や仕様など)に関して請負業者が詳しくは承知していない場合があるのです。 設計事務所と請負業者の間の連絡ミスとも言えますが、大抵の場合は立場的に弱い請負業者が無理をして契約を履行することになります。 逆に言えばあなたは契約内容に関して何の責任も持たない設計事務所とだけ一生懸命話し合いをしていたという事になってしまいます。 こんなバカらしい事もありません。 契約をする場合は誰がどこの部分に責任を持つのか理解をして契約をする相手としっかりと話し合ったかどうかを確認してから契約をする事をお勧めします。 あなたのリフォームがどこかの公共事業のようにあちこちで責任逃れをしてできた無責任の産物のようになる可能性も十分にあり得るのです。



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