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”リフォームの業者選び


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リフォームの手順1:リフォームの業者選び

住宅リフォームやマンションリノベーションは多くの消費者にとっては初めて直面する困難な取引となることが多いようです。 理由はいくつか考えられますがひとつはリフォームというビジネス自体がそれまでに多くの消費者が経験してきた大量生産・大量消費から大きく外れたものであるからだと思います。 車にしても服にしても大量生産されたものの中から選ぶだけで良いので、値段が安ければ安いほどいい買い物をしたと言えます。 どんなに安く買っても得られる物は同じ品質のものだからです。 リフォームの場合はまずスタートから同じではありません。 あなたの家は周りに同じような家があるかもしれませんがあなたが長年過ごしてきたという要素が加わるのでリフォームを施す土台がすでにオンリーワンだと言えます。 そしてあなたの思い描くリフォームの完成イメージもあなただけのオンリーワンな商品なのです。 さらにあなたのリフォームはあなたが選ぶ業者によって出来上がるモノが大きく違ってくる可能性が高いのです。 また、不確定要素が多いこのリフォームを成功させるにはあなたの建築に関する知識が少なすぎるのも事実です。 長年建築業界に関わってきた私が一番良いと思える方法はあなたが可能な限りあなたのリフォームを担当してくれる担当者の持つ建築に関しての知識とサポートを得ながらあなたの思い描くリフォームの完成イメージを可能なかぎり現実のものとする事です。
ここではリフォームを考えている人向けに業者選びについての手助けができればと思います。 (弊社を含めて具体的な業者名を出す事は控えさせて頂きます)


ポイント1・安いリフォーム業者は選ばない

安さを売りにしている業者は問題がある場合が多いようです。 (問題の種類は多岐に渡りますのでここでの説明はやめておきます) もちろん中には安くてきっちりとした業者もあるとは思いますがそのような業者がいるならば私が教えて頂きたいぐらいです。 建築業界の知識が乏しいあなたがその業者を見つけるのはほぼ不可能だと言えます。 運よく見つけられたとしてもその業者は忙しすぎてあなたのリフォームの仕事をする時間がないでしょう。  十数万〜数百万にもなる費用をかけるわけですから最安値を狙う事はリスクが高すぎるので避けるべきです。

ポイント2・住宅メーカーや大手ゼネコンはしっかりしていますが高いです。

選ぶなとは言いません。 しっかりした仕事をしてくれるでしょう。 ただ高額になってしまいます。 例えば適正価格が150万円ぐらいの工事なら安い業者は100万円ぐらい、住宅メーカーや大手ゼネコンは300万円ぐらいの値段がでてきます。 当たり前の話です。 彼らは普段少なくとも数千万の仕事を最低ラインで行っているのです。 会社の態勢もそれに対応できるものでなくてはなりません。 つまり人件費や広告費などの経費もかなりかかってしまっているのです。 依頼する相手が適正ではないという言い方が合っているのかもしれません。 あなたにとっては高額の取引でも相手にとっては「安い仕事」でしかありません。 もちろん態度には出さないと思いますが。

ポイント3・自社施工はリスクが高いです。

全ての自社施工をうたっている業者がダメなわけではありませんが、建築業界の知識が乏しいあなたが依頼するにはリスクが高いと言わざるを得ません。 自社施工にはカラクリが発生しやすいのです。 例えば自社施工の職人は正規雇用ですか? ほとんどの場合はNoです。 逆の見方をすれば他の会社で正規雇用の職人として雇ってもらえないような人が仕事をしているとも言えます。 高給取りに作業をしてもらう必要はありませんが身の保障もされていない労働者を使用して責任をもって仕事をしますという業者は信用できないと言えます。 また自社施工は業者にも職人にも甘えが生じやすい環境だとも言えます。 あなたの家のリフォームが自社施工で行われていた場合に組織的に手抜きがなされていても表に出る事はないでしょう。 管理する側も施工する側も同じ会社の人間なわけですから当たり前の事です。 多くの作業がそういった手抜きが発生してもわからない環境で行われていると認識しなければなりません。 全ての自社施工業者がダメだというわけではありませんが、この業界に長くいる私にもその見分けがつきません。 あなたが見分けるのは相当困難な仕事となるはずです。 十分な確信がない状態で依頼をするのはリスクが高いと言わざるを得ません。 あなたが今回のリフォームは勉強の為に失敗しても仕方がないと考えているならいいのですが。

ポイント4・インターネットでリアルタイムで見積もりが出るサービスはやめておきましょう

インターネットを否定しているわけではありませんが壁紙張替パックや水回りパックなどと言って格安でパック商品になったものがあります。 集客は全国規模でインターネットを使って行い、加盟している各地の業者に施工をさせるパターンです。 全国規模のネットサービスは規模が大掛かりで安心でき、しかも値段が安いのでお客様には良いことだけの気がします。 でもちょっと待ってください。 何か問題が起きた時に誰が責任を取るのでしょう? ネットサービスは施工業者に問題があるから問題が起きたと考えるでしょうし、施工業者はそもそもこのサービス自体が責任を取れるほどの利益を得るビジネスではないので逃げてしまいます。 彼らのほとんどは仕方なくこの格安サービスに参加しているのです。 仕事が無いよりは薄利でもあった方がいいと考えているだけであり、業者にとってもこのネットサービスは相手の顔が見えない責任感の感じられない仕事でしかないのです。 こんな環境では手抜き工事などが横行しても仕方がないと言えます。

ポイント5・資格をもった人に頼みましょう

建築業界に長くいると資格にはほとんど意味がない事がわかります。 私自身資格は色々持っていますがそれが仕事の増加につながるような事はまずありません。 資格をもっている人がたくさんいるからです。 逆に言えばある程度熱意を持って長く仕事をしている人ならある程度の資格をもっているものなんです。 でも、恐ろしい事にあなたが明日から「私は大工です」といえばあなたは大工になれます。 大工になるのに資格は必要ないからです。 建築業の他のほとんどの職種(塗装工や左官など)も同じです。 実はリフォーム業を営むにも何の資格も必要ありません。 明日から始めようと思えばできてしまうわけです。 資格を持たない人がみんな経験や能力を持たないわけではありませんが、建築知識の乏しいあなたをうまくサポートしながらあなたのリフォームを成功に導いてくれる人をわざわざ資格を持たない人から選ぶ必要はないでしょう。 リスクが大きすぎます。 資格の種類はどの資格が必要ということはありませんがリフォーム業の仕事の内容から考えると建築士なら木造建築士や2級建築士でも十分でしょう。施工管理技士でもいいと思います。 その他の資格に関してはリフォーム業を営むのに十分かどうかはわかりませんが少なくともその仕事をするにあたって熱意をもって取り組んでいる事の証明にはなるのではないでしょうか。 また、会社が大きい・小さいに関わらずあなたのリフォームを担当してくれる担当者に資格があるかどうかが重要な事だと思います。 結局一番責任を持って動いてくれるのはその担当者だからです。

ポイント6・地域に密着した業者を選びましょう

よほど信用できる業者じゃない限り遠方の業者に依頼するのは得策ではありません。 先にも述べたようにリフォームは大量生産・大量消費のモノを買うような買い物とは全く違います。 モノを買うだけならそのモノを送る送料だけの違いでしかありませんがリフォームの場合はかなりの容量と重さの建材の移動が伴います。そしてそれを現地で組立・加工するための人も動き、その人を管理するための人も動かなければなりません。 その分の移動費を負担するのはあなたなのです。 また、リフォームは工事が終わった後のアフターサービスも必要になってきます。 ちょっとした手直しを依頼しても遠いのでなかなか来てくれないという事もよくあることです。 理由がない限り近くの業者を選んだ方がメリットは多いようです。

ポイント7・要領のいい担当者を選びましょう

今まで読んできていかがでしょうか? 結局どこの業者がいいんだ?と聞きたくなる事でしょう。 正直に言いますと上記の全てをクリアしている業者でも決して「良い業者」であるとは限りません。 もっと言えば一時的に「良い業者」あるいは「良い担当者」であったとしても必ずしも常に「良い業者」や「良い担当者」であるとは限らないのです。 私の知っている「良い業者」も忙しい時にはやはり仕事が「人任せ」になってしまうものです。 あなたの仕事と同じようにリフォーム業の場合も仕事の量を調整する事は不可能だからです。 リフォームとはそういう意味でも不確定要素が多い取引なんです。 それでも責任感のある担当者なら自分の代わりにきっちりとした仕事ができる人を連れてきてくれます。 結局のところ全てを自分でやろうとする担当者あるいは全てを自社内でやろうとする業者は忙しくなった時に「いい加減な仕事」しかできなくなるのです。 実はこれ、当たり前の事なんです。 現地調査〜計画作り〜打合せ〜商談〜現場管理〜検査〜引き渡し〜アフターケアまですべてを一人でこなしながら次の仕事の準備を進めるのはそもそも無理があるのです。 任せられる部分(例えば現場管理や検査などは外部の人間の方が公平な目で見る事ができるかも知れません)は他の人に任せた方が全体がスムーズに進行する場合が多いようです。 要領のいい担当者を選びましょう。


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