リフォーム用語集 ウレタン防水


リフォーム用語集


ゴムシート防水


ゴムシート防水の材質
化学的な説明は省かせて頂きます。耐久性に優れたEPDMを主成分とする加硫ゴムシートと、気密性に優れたブチルゴム(IIR)を主成分とするテープ状シール材を組み合わせたものです。一般の方に分かりやすく言うといわゆるゴムです。 硬さは柔らかく、ゴムなので引っ張れば伸びます。  表面にはディンプル状に凹凸がついています。 表面の細かな凹凸は保護塗料が接着しやすくなるためと滑り止めの為です。 厚みは1.0mm〜2.5mmほどが一般的なようです 製品として着色されたものもありますが、基本色としては黒です。 荷姿は1100mm程の幅で長さが10m〜15m程のロール状となっており重量は20kg〜30kgほどです。 ロール状のものを広げて裏面と下地に接着剤を塗布して乾燥後に圧着張りします。

ゴムシート防水を使用する箇所


屋上の床面、屋上の立上り面、屋上のパラペット部分、ベランダ(バルコニーを含む)の床面、ベランダの立上り面、ベランダのパラペット部分、お風呂場内、トイレ(湿式トイレ)、コンクリート構造物の地下部分などに使用されます。 製品として均一な品質が得られるので比較的大きい面積の箇所に使われます。

ゴムシート防水の長所


ゴムシート防水の防水材としての長所は工場で生産したものを貼り付ける工法のため、防水層の品質として均一なものが得られます。 塗膜系の防水材は薄い箇所や厚い箇所ができてしまい均一な厚みの防水層を形成するには職人の技術が必要ですがシート系の防水では職人の技術に関係なく均一な防水層を形成できます。

ゴムシート防水の短所


継ぎ目ができてしまうのでそこから漏水が発生しやすい事と複雑な形状の下地には向いていません。 しかしながら継ぎ目にはブチルテープを挿入することで漏水の可能性は限りなく0に近づきます。 問題は漏水が発生した場合に継ぎ目が多いのでどの継ぎ目の部分からの漏水なのか原因箇所を突き止める事が非常に困難である事だと言えます。 また、形状が複雑な下地に関しては計画の段階からシート系防水の採用を見送るべきでしょう。 時々ゴムシート防水と塗膜系防水を組み合わせた工法のものを目にしますが数年後にはシート系防水と塗膜系防水の継ぎ目が破断してしまい漏水が発生しているケースを見かけます。 材質が異なるものを組み合わせると熱による膨張・伸縮が違うので問題が起こる事は容易に想像出来ますので組み合わせ工法はお勧めしません。

ゴムシート防水の工法


ゴムシート防水は施工箇所や用途に合わせていくつかの工法が存在します。
  • 非歩行露出工法
    シート貼り付け後に仕上げ材としてアクリル樹脂系の骨材なしの水性塗料を塗ります。 骨材が入っていないので歩行用には適していません。 人の行き来のない屋上などに使われます。 最も簡易なシート防水です。 
  • 軽歩行露出工法
    シート貼り付け後に仕上げ材としてアクリル樹脂系の骨材入りの水性塗料を塗ります。 骨材の粒子が細かいので作業性がよく、メンテナンス程度の歩行には耐えることができます。 人の行き来の比較的少ない屋上などに使われます。 
  • 重歩行露出工法
    シート貼り付け後に仕上げ材としてアクリル樹脂系の骨材入りの水性塗料を塗ります。 骨材の粒子が大きく量も多いので作業性が悪いのですが、日常的な歩行に耐えることができます。 人の行き来の頻繁な屋上やルーフバルコニーやベランダなどに使われます。
  • 歩行押さえ工法
    シート貼り付け後に仕上げ材としてシンダーコンクリートを設置します。 コンクリートを打設するので大掛かりな工事となりますが、日常的な歩行に耐えることができます。 人の行き来の頻繁な屋上やルーフバルコニーやベランダなどに使われます。 主に新築時に施工されますが重量が増えるので重量計画までを含めた設計段階からの検討が必要です。 また10年後、20年後のメンテナンスができないのでメンテナンスまでを含めた長期的な計画も必要となってきます。

ゴムシート防水材の需要

バブル期に少ない作業員で施工可能な工法として重宝されてシェアを伸ばしました。 施工実績も多く信頼性も高い工法ですが改修時に全撤去が前提となるので漏水の可能性が高いため、生活しながらのリフォーム工事という点では改修工事に向いていない工法と言えます。 また、複雑な形状にも適していないことから新築時と違い設備配管などが多くあるリフォームには向いていません。 
シート防水のイメージ


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