リフォーム用語集 ウレタン防水

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ウレタン防水

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ウレタン防水の材質


正式名称はポリウレタンです。 化学的な説明は省かせて頂きます。 一般の方に分かりやすく言うといわゆるゴムです。 硬さは指で強く押せば少しへこんで指の跡がつく程度の硬さです。 ゴムなので引っ張れば伸びます。 防水材料メーカーによると機械で引っ張れば5〜6倍のびるそうです。 実際には手の力で伸ばしても2倍にもなりません。 表面はツルツルの平滑面になります。 少し粘着性があります。 色々な色がありますが防水材料としてはグレー系統が多いようです。 ポリウレタンの製造段階では白なので製品用に着色しています。 現在主流のポリウレタンは2液性です。 現場で主剤と硬化剤を混ぜて反応させて作ります。 

ウレタン防水を使用する箇所


屋上の床面、屋上の立上り面、屋上のパラペット部分、ベランダ(バルコニーを含む)の床面、ベランダの立上り面、ベランダのパラペット部分、マンションの共用廊下の床部分、マンションの共用廊下の溝部分、マンションの共用廊下の立上り部分、庇の天端、出窓の天端、お風呂場内、トイレ(湿式トイレ)、コンクリート構造物の梁の天端、コンクリート構造物の地下部分などに使用されます。 下地に対しての密着性がよく、複雑な形状にも馴染むので多くの箇所で使われています。

ウレタン防水の長所


ウレタン防水の防水材としての長所は現場調合したものを塗布する工法のため、下地形状へのなじみが良く、どんな複雑な形の物でも防水ができてしまう事です。 シート系の防水材は継ぎ接ぎをしながら形に合わせて形状を作る必要があり、継ぎ目が防水の弱点となりますがウレタン防水材は継ぎ目のない防水層を作り上げる事ができます。

ウレタン防水の短所


ウレタン防水の短所は現場調合したものを塗布することから一定の品質を確保できない事です。 熟練の職人でなければ厚みのある防水層を作り上げる事ができません。 その意味では作業者に頼った防水と言えます。

ウレタン防水の工法


ウレタン防水は施工箇所や用途に合わせていくつかの工法が存在します。
  • 密着工法クロスなし
    ウレタン防水材を直接下地に塗りつける工法で補強用のクロスを入れません。 主に庇やベランダなど漏水が居室内ではなく居室外になる箇所に対して施工されます。 保証期間は5年の場合が多いようです。 
  • 密着工法クロスあり
    ウレタン防水材を直接下地に塗りつける工法で補強用クロスを入れます。 主に屋上やルーフバルコニーなど漏水が居室になる部屋に対して施工されます。 保証期間は10年の場合が多いようです。
  • 絶縁シート併用工法
    床面に絶縁シートを貼り付け、その上にウレタン防水材を流し込ます。 立上り面は密着工法クロスありとなります。 絶縁シートを併用する事で下地と縁が切れるので下地の挙動(地震やひび割れなど)に対して緩衝材の役割を果たし、防水層に影響を与えません。 また下地が水分を含んでいる場合や防水の上にシンダーコンクリート(軽量の保護コンクリート)が施してある場合は密着工法を採用すると水分が夏場に膨張して膨れを引き起こすので絶縁シートと脱気筒の併用が必須となります。 現在はアスファルトシートの絶縁工法が主流となってきているようです。保証期間は10年です。
  • その他
    一般的に床用の防水材はセルフレベリングとなっており、平滑に仕上がります。 立上り用の材料は粘度が高く、厚付けする事ができます。 中粘度タイプと言って中間の性質を備えた材料も発売されています。

ウレタン防水材の需要

ウレタン防水材は改修工事になくてはならない防水材と言えます。 上記の絶縁シート併用工法は屋上防水の主流となっていますし、マンションの共用部の溝部分や庇など施工範囲の小さな箇所においては他の代用品がない状態となっています。 以前は下地の挙動に対しての脆弱性から敬遠される事もありましたが絶縁シート併用工法の確立以来その弱点も完全に克服されたと言えるでしょう。 今後も特に改修工事においてはその需要がますます高まってくるものと思われます。


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